時には人を疑うこともあるものです。
何かあったときに、一時的に人を信じられなくなることもあるでしょう。
しかしなかには、人を疑う気持ちである「猜疑心」がとくに強い人もいます。
常に人を信用できないと精神的にも疲れてしまうでしょう。
猜疑心を克服できればもっと気持ちが穏やかになれるものです。
猜疑心はどのように克服していけばよいのでしょうか?
猜疑心の強い人の特徴や克服方法について紹介します。
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PC記事中レクタングル_1猜疑心の読み方は「さいぎしん」!その意味合いとは?
猜疑心の強い人や特徴を知る前に、猜疑心の言葉の意味について正確に知っておきましょう。
「猜疑心」の読み方は「さいぎしん」です。
猜疑心の「疑」はうたがうという文字ですね。
音読みは「サイ」、訓読みは、うたがう、そ(ねむ)と読みます。
猜疑心の「猜」はあまり使わない文字かもしれませんね。
「猜」には、うたがうという意味のほか、ねたむ、恨む、といった意味があります。
具体的に、猜疑心の意味や同じ意味をもつ言葉について解説します。
相手の行動や言動を妬んだり疑う心
「猜疑心」とは“うたがう”という意味の言葉を組み合わせていることからもわかるように、強く疑う、ねたむ、といった意味です。
相手を疑うというだけでなく、相手の行動などによって自分にデメリットが生じるのではないか?と疑い、恨むという意味が込められています。
また、他人の好意を素直に受け取らずに、何かたくらみを持って近づいてきているのでは?と疑う気持ちのことです。
猜疑心の類語
猜疑心の類語には、「不信感」「嫉妬心」「懐疑心」などがあります。
相手を信用できない気持ちや、妬む気持ちを表す言葉です。
類語ではありますが「懐疑心(かいぎしん)」は純粋に疑う気持ちのこと。
猜疑心のように、相手の言動や行動に対して、自分おとしめようとしているのではないか?という疑いをもつ場合には使いません。
「猜疑心」の類義語として「疑心暗鬼」もあります。
疑う気持ちがあるせいで暗闇の中に鬼が見える、という意味で、何もないのに疑う気持ちが強くなったり、怖がったりしてしまうことです。
猜疑心が強い人の特徴
猜疑心の強い人は、他人を疑う気持ちが強く、恨んだり、ねたんだりしてしまうものです。
猜疑心の強い人とはどういった人なのか、特徴を解説します。
人間不信に陥っている
自分に向けた他人の行動に対して、不信感を持っていることが多いです。
親切心からしてくれることでも、後で見返りを求められるのではないか?何か他の仕事を押し付けられるのではないか?と疑ってしまいます。
他人の褒め言葉さえも素直に受け取れないでしょう。
こんなに褒めるのは、やましいことがあるのでは?と疑ってしまうのです。
好きな人から告白されても、騙されているのでは?ゲームか何かで告白したのでは?などややこしく考えてしまうのが特徴です。
恋人同士になっても、相手の行動や言動を疑うことも少なくありません。
用心深い性格の持ち主
猜疑心の強い人は用心深く警戒心が強いです。
そのため、人と打ち解けるのに時間がかかります。
初対面で気軽に声をかけてくる人に対しても、「この人は自分をだまそうとしているのではないか?」などと考えてしまいます。
用心深い性格は心配性でもあるということ。
翌日に大切なプレゼンテーションがあるとなると、徹底的に準備をします。
そこまで必要ないのでは?と思われることも、しっかり準備をしないと気が済まないのです。
失敗したらどうしよう?と考え、細かい点まで準備をしないと気が済まない極度の心配性でもあります。
被害妄想が強い
自分は嫌われているのかも?とすぐに思ってしまうのも、猜疑心の強い人の特徴です。
被害妄想が強いのは、次のような不安を常に抱いているから。
- 何気なく言われた一言が気になり、夜も眠れなくなる
- 会社のみんなが自分の悪口を言っていると感じる
- 優しくしてくれる人は、何か企んでいるに違いないと考える
恋人にもいつか裏切られて、捨てられてしまうのではないかと考えてしまうことが多いです。
異性と楽しくしゃべっている姿を見かければ、二人で自分のことを笑っているのでは?本当はあちらの方が本命なのでは?などと疑ってしまうことも多いでしょう。
自分に自信が持てない
猜疑心が強い人は才能があり仕事ができるにもかかわらず、自分に自信が持てず、常にネガティブに物事を考えてしまいます。
人を疑ってしまう要因も、自分に自信がないためです。
周りから自分がどう評価されているかを過度に気にしますが、自分に自信がないので精神的に常に落ち込んでいる状態。
仕事で成功しても、「今回はたまたまうまくいっただけ」と自分の功績を認められず、常に不安を抱いています。
心に余裕がない
疑うことが多く、常に不安を抱えているため、心に余裕がありません。
心に余裕がないので、周りを気遣うこともできず、自分のことしか考えられないのも特徴です。
さらに明るく前向きな人を見ると、自分がそうできないこともあり、妬みやひがみを持ちやすくなります。
心に余裕がないため、柔軟な考え方も苦手です。
固定観念に縛られていることも多く、頑固であることも多いです。
周りの人の事を考えるのが苦手
周りの人を思いやる、気遣うといったことは苦手です。
周りを思いやったり、配慮をしたりするには、気持ちにゆとりがないとできません。
自分は嫌われているかもしれないと思っている人が、周りに優しくすることは難しいでしょう。
そのような性格なため、人間関係がうまく築けないことも多くあります。
PC記事中レクタングル_2猜疑心を克服する方法
猜疑心が強いとうまく人とコミュニケーションが取れないことも多く、仕事や恋愛関係、結婚などもうまくいかない可能性もあります。
そこで、猜疑心を克服する方法について紹介します。
自分の弱さと向き合う
まずは猜疑心が強いという自分の性格を認識することが必要です。
なぜあのとき、疑いの気持ちを持ってしまったのか?なぜ自分はだまされていると思ってしまったのか?など、一つひとつを思い出し、自分の感情を認識してみてください。
冷静になって考えることで、自分の思いすごしや過剰な嫉妬をしていた事実が見えてくることもあります。
状況を深堀りして、猜疑心を引き起こす「自分の弱さ」は何なのかを紐解いていくことが、猜疑心から解放される第一歩になるでしょう。
原因を究明する
猜疑心が強くなったしまった原因を思い出してみることも、改善策のひとつです。
次のような経験がきっかけとなり、猜疑心が強くなってしまった可能性もあります。
- 恋人に二股をかけられた
- 信用していた友人に裏切られた
- 職場にライバルが多く足の引っ張り合いをしている
もし相手に責任がある場合、今は違う状況にいるはず。
当時のように騙されたり、裏切られたりすることは起こらないでしょう。
原因を究明し、自分をがんじがらめにしていた猜疑心を解放してあげましょう。
ポジティブ思考の人といる時間を増やす
人はそばにいる人に影響を受けやすいものです。
ポジティブ思考の人と一緒にいれば、自然と自分もポジティブになっていきます。
考え方の違いを認識することで、自分の考え方や感じ方のデメリットに気づけるでしょう。
最初は自分とは正反対の考え方に違和感を覚えるかもしれませんが、影響を受けて少しずつ考え方を変えられるはずです。
嫉妬心を自分を変えるエネルギーにする
猜疑心からくる嫉妬心は、悪いことばかりを招くわけではありません。
嫉妬心によって仕事に励んだり、相手にできないことをしたりしようと努力する原動力になることもあります。
嫉妬心から相手を妬むのではなく、自分を変えるエネルギーとして利用するようにしましょう。
まとめ
猜疑心の強い人は、周りとのコミュニケーションが取りにくく、常にストレスを抱えていることも少なくありません。
ストレスを抱えることで、さらに状態が悪い方向に行ってしまうこともあります。
そんな自分を変えることで、より幸せな人生を送れるはずです。
猜疑心が強すぎるなら、できることから変えてみてはいかがでしょうか。