大好きな彼から念願のプロポーズをされたら、天にも昇る気持ちになることでしょう。
けれど、安易にプロポーズを受けて大丈夫でしょうか?
今回は、婚約前に話し合っておくべきことをご紹介していきます。
さらに、プロポーズを受けたあとから結婚までに準備すべきことも解説していきましょう。
プロポーズされたら話し合うこと
結婚すると、恋人としてのお付き合いから少し関係性が変化します。
お互いの生活やお互いの家族のことなど、あらゆることを共有し、問題を乗り越えていくパートナーになるのです。
プロポーズを受けたら、まずはお互いの要望や課題を話し合いましょう。
将来設計を事前にしておくことこそが、結婚後にもいい関係を続けていくポイントとなります。
仕事を続けるかどうか
仕事にやりがいを見出している女性は、結婚してもできる限り仕事を続けたいと思っているでしょう。
逆に女性は専業主婦になりたくても、経済的な理由で男性はできる限り働いていてほしいと願うケースもあります。
最近では、女性が働いて男性が家事を担当する「専業主夫」が主流になっている家庭も増えてきました。
仕事や家計に関する価値観がずれると、のちのちトラブルになりかねません。
婚約する前にどういう方向性で家庭をつくっていくか、しっかり話し合う必要があります。
子どもがほしいかどうか
子どもがほしいかどうかについては、婚約前にしっかり話し合っておきましょう。
場合によってはプロポーズをお断りしたほうがいいケースもあります。
付き合っているうちは、お互いを好きな気持ちだけでやっていけるでしょう。
しかし、子どもがほしいかどうかにすれ違いがあると、結局お別れすることにもなりかねません。
万が一妊娠しにくい体質だった場合にも、不妊治療はお互いの協力なくしては乗り越えられません。
現在はどんなに好きな人だとしても、理想の家族像に違いがある人と結婚するのは苦労すると思っておくべきでしょう。
お金の管理をどうするのか
結婚してからケンカの発端になりやすいのが、お金の管理の問題です。
お金に関して話し合うべきことはたくさんあります。
共働きの場合、財布はいっしょにするのか、別々にするのか。
片方が家庭に入る場合、働いているほうが財布を握るのか、家庭に入るほうが家計を管理するのか。
お小遣い制にする場合、どれくらいの金額を考えているのかなど、が考えられるでしょう。
お金の管理は個人によって向き不向きがあるので、お互いが納得いくやり方を探っていくべきです。
お互いにストレスなく、気持ちよくお金を使えるように話し合っておきましょう。
婚約したら話し合うこと
プロポーズを承諾した場合も、話し合うことは山積みです。
結婚には入念な準備が必要になります。
大切なステップをうっかり飛ばしてしまうと、この先、長く続く親戚づきあいに影響を及ぼしかねません。
婚約後におさえるべきポイントをご紹介していきます。
お互いの親にあいさつに行く日程を決める
婚約して最初の重要なプロセスは、お互いの親へあいさつをすることです。
結婚は自分たちだけの問題ではありません。
お互いの両親にあいさつすることで、これから家族になる心の準備をしていきましょう。
結婚が決まったら、すぐにでも日程を決めたいところでしょう。
しかし、お互いの両親や自分たちのスケジュールを照らし合わせて、計画的に日程を組みべきです。
実家が遠方の場合は、急な訪問が難しい場合もあります。
目安としては、プロポーズを承諾してから1ヶ月前後として考えておくといいでしょう。
彼の両親へあいさつに行くときには、手土産を用意したり、髪形や服装を整えたりと、ある程度準備をしておく必要があります。
一生に一度のことですから、入念に準備して臨みましょう。
婚姻届提出のタイミングを決める
婚姻届を出す日、すなわち入籍日を決めることも大切です。
遅すぎず、早すぎない日程を設定するのがベストです。
基本的にはお互いの希望を伝えあい、納得すればいつでもいいでしょう。
ふたりで婚姻届を提出できることはベストですが、こだわった入籍日にどうしてもふたりそろってだと難しいケースもあるかもしれません。
そのあたりも事前に話し合い、どのように対応するかを考えておきましょう。
なお、婚約から入籍までの期間が長すぎると、気持ちが冷めたり、マリッジブルーになるなど婚約解消になってしまうケースもあるようです。
婚約から入籍までは、半年後から1年くらいまでの間に済ませるのが最適でしょう。
結婚式を挙げるかどうかを決める
最近では、結婚式を挙げないカップルも増えてきました。
どちらかが再婚である場合や、結婚式そのものにこだわりがない場合に多いようです。
しかし、多くの女性は「人生で一度は結婚式を挙げたい」と思っているでしょう。
仕事関係者も呼ぶ派手目な披露宴まで行うのか、身内だけが集まる挙式だけで構わないのかも含めて、話し合っておくべきポイントです。
最近では、海外での挙式プランも充実しています。
また、結婚式費用を低価格でおさえるサービスも展開されています。
お互いの希望が実現できるような結婚式を検討してみましょう。
PC記事中レクタングル_2両親にあいさつする前に話し合うこと
プロポーズを受けたあと、まずはお互いの両親へあいさつしに行くことになるでしょう。
相手の両親や親戚と一生涯付き合っていくからこそ、最初の印象は非常に大切です。
ここからは、両親へのあいさつをする前に決めておくべきことや気にしておくべき点をご紹介していいきます。
あいさつに行く前の準備を入念に
あいさつに行く際には、手土産を用意しましょう。
訪問先の家の近くで買うのは値段もわかってしまう上に、手土産を買い忘れたのかと思われるのでNGです。
家族の人数分を用意し、好みにも合わせられるとベストです。
あいさつに行く場合の服装は、男女とも上品で清潔感のある装いを心がけましょう。
女性の場合、丈の短いスカートや、しわの付きやすいタイトスカートは避けたほうが無難です。
立ったり座ったりしたときに下品にならないように、控えめな膝丈ワンピースがおすすめといえるでしょう。
髪形やネイルも、派手なものは好まれない場合があるので気をつけましょう。
男性はスーツが無難です。
最近では、ジャケットさえ羽織っていれば上下が違っていても構わないという家庭が多いようです。
ただし、ひげや長い髪は好まれない可能性があるので、整えてから向かうのがいいでしょう。
婚約指輪をいつ買うか
婚約指輪をいつ買うかも決めておきたいところでしょう。
婚約指輪は結納品のひとつです。
両親のところへあいさつに行った際、結納の段取りを話し合う可能性があります。
プロポーズの段階で、すでに指輪を購入していることもあるでしょう。
しかしそうでない場合には、オーダーしてから届くまで1ヶ月以上はかかる前提で考えておく必要があります。
どのブランドにするか、予算はどれくらいかなども決めるに越したことはありません。
一生ものであり婚約指輪に憧れている女性も多いですから、満足のいく婚約指輪を選ぶべきです。
彼としっかり話し合い、方向性を決めておきましょう。
両家顔合わせや結納をどうしたいか
実際にお互いの親と会ってからでないと、詳細を決めることは難しいかもしれません。
しかし、両家顔合わせや結納についても、ある程度ふたりで話し合っておきましょう。
とくに、お互いの実家が遠方である場合は、どこで両家顔合わせや結納を行うかも重要なポイントです。
結納に関しては、地域によって風習が違います。
風習の違いについても事前にすり合わせておきましょう。
自分たちの希望がある場合は、その旨お互いの両親に伝えることも大切です。
結婚式をどうしたいか
結婚は家同士のつながりでもあります。
もちろん、カップルの意向は最優先にしたいところです。
しかし、親や親戚の意向もなるべく取り入れられるような配慮が必要でしょう。
そもそも結婚式を行うのか、規模はどうするのか、場所はどうするのか。
親族だけの小規模な式にするのか、さまざまな付き合いを考慮して盛大な式にするのかでも、その後の対応がずいぶん変わります。
お互いの意向が強すぎると結婚式の話がきっかけで、その後の夫婦関係が悪くなる可能性すらあります。
自分たちの意向をある程度固めたうえで両親と話しましょう。
まとめ
結婚には、夢や希望をいっぱい抱いているでしょう。
しかし現実は、プロポーズを受けたあとにやらなければいけないことが目白押しです。
とくに将来設計や両親の意向も確認しなければいけません。
決して楽しい話ばかりではないでしょう。
しかし、幸せな結婚生活にするためにも、話し合うべきところはしっかり話しましょう。
将来に向けてあらゆることを決めていくなかで、本当のパートナーシップが育まれていくのです。