「今の旦那さんとの結婚を後悔している」という声は、たびたび聞かれます。
既婚者や婚活中の方にとっては、なるべく結婚後に後悔しないような関係を築きたいでよね。
そこで今回は、結婚を後悔している人の理由と、後悔した気持ちを乗り越える方法についてお伝えします。
さらに、婚活中の女性の参考になるよう、後悔の少ない結婚相手の見極め方について紹介していきます。
今の旦那さんと結婚して後悔している理由
それではまず、結婚を後悔する気持ちになってしまった理由を探っていきましょう。
独身時代より一緒にいる時間が増えるだけに、恋人同士のときとはまた違った、さまざまな理由があるようです。
家事や育児のことを軽くみている・非協力的
結婚すれば、家事は奥さんがするもの…と考えている世の男性は少なくありません。
家事や育児に非協力的な男性が多くいるのが現実です。
とくに忙しく仕事をしていて稼ぎもそれなりにある男性に、こういうタイプが多めです。
自分は外で稼いでいるのだから、家の仕事は奥さんがするのは当たり前と考えているのでしょう。
また家事や育児を手伝わないために、その大変さを理解していない男性もいます。
それが奥さんの不満、後悔につながっているのでしょう。
話を聞いてくれない
仕事をしていればもちろん、専業主婦であっても、相談したいことはあるはず。
プライベートな会話だけでなく、相談すらできない状況であれば、不満をもつのは当然でしょう。
相談を無視してすべて「任せる」と言う人に限って、奥さんが決めたことにクレームをつけてきたりします。
これでは、後悔するのも当然です。
旦那の稼ぎが悪い
稼ぎが悪いのは、一概に旦那さんだけの問題ではないでしょう。
結婚前からわかっていた場合もあれば、不況のあおりを受けたリストラの場合など、稼ぎの悪い状況に陥ることもあります。
思っていた収入と違ったということもありますが、たいていの場合、旦那の収入は数ある不満のひとつというパターンが多いようです。
焦った末に妥協して結婚した
焦った末に妥協して結婚したのは旦那さん側だけの責任とはいえませんが、後悔先に立たず。
結婚を焦り、目の前にいる手頃な男性を選んだ結果、毎日旦那さんと顔を合わせるたびに「結婚しなきゃよかった」と思ってしまうのでしょう。
旦那の両親・親戚との付き合いが面倒
恋人同士のときと違い、結婚は双方の家同士のもの。
当然、籍を入れれば、相手の両親や親戚との付き合いは出てくるでしょう。
いくら旦那さんがいい人で、相性もよくても、両親や親戚とも良好な関係を築けるとは限りません。
また付き合いが面倒なだけでなく、旦那さんが自分の味方になってくれないことに不満をもち、後悔している人も多いようです。
浮気された
相手に浮気をされたのは、奥さんが傷つき、結婚を後悔する大きな理由となるでしょう。
さまざまな要因で、旦那さんが浮気をしたとしても、同情の余地はありません。
浮気性な男性と結婚したから仕方がないと思えればいいのですが、そう簡単に割り切れるものではないでしょう。
結婚の後悔を乗り越える方法・コツ
結婚を後悔するままの状態にするのは、精神的によくありません。
なにか変化をつけて乗り越えるコツがあるはずです。
後悔をポジティブな行動で変えていく方法を紹介していきます。
友人も含めて話し合う
2人きりで言い合いになると修羅場を生むだけになる可能性があります。
また旦那さんが悪くても、逆切れをして押し切られてしまうことがあるでしょう。
そこで第三者である、友人を含めて話し合うのがおすすめです。
世間体を気にする男性なら、他人がいるところでは感情的な行動を抑えられます。
話し合いは、できれば共通の友人と3人で行いましょう。
どちらかが知らない人と2人で問い詰めれば、それは話し合いではなく追い詰めるだけとなり、問題をこじらせる原因にもなるので注意しましょう。
カウンセラーに相談する
カウンセラーに相談すれば、2人の関係性を客観的に見て、冷静に意見をしてくれるでしょう。
また旦那さんも不満や後悔の気持ちがある場合もあります。
お互いの本音を話し合い、相手の思いを知り、カウンセラーの建設的な意見を聞くことができることで、考えをクリアにする可能性が高まります。
経済的に自立する
もしあなたが専業主婦やパートで働いているならば、仕事の内容を変え、経済的な自立をしてから話し合うというのもひとつの手段です。
どれだけ不満や後悔があっても、家計のほとんどを旦那さんに依存している場合は、不利になってしまうことがあるでしょう。
同等ではなくても、ある程度稼げるようになってからであれば、旦那さんも強気一辺倒ではいられないはずです。
また社会へ出ることで、新鮮さを取り戻し関係が修復する可能性もあるでしょう。
経済的に得なものとして割り切る
フルタイムで働くようにしたとしても、旦那さんがかなりの稼ぎ手という場合は、自力で対等に近い状況を作り出すのは難しいかもしれません。
その場合は割り切って、旦那さんを生活の手段のために一緒にいる同居人として見てみましょう。
自分の旦那さんだと思うから腹も立ち、後悔もしますが、同居人という感覚になれば、気持ちを抑える効果が期待できます。
また、うまくやりくりをして自分の趣味の時間をもてば、そのお金の出処は旦那さんと思うことで、少しは許せる気持ちが起きるかもしれません。
離婚する
後悔を断ち切る最終手段は、離婚でしょう。
もちろん一緒にいた時間が返ってくるわけではありませんが、現状を変え、けじめをつけるには、大きな決断をするのもひとつの方法です。
ただその場合、離婚後の生活設計をするために、経済的に自立した状況を作っておく必要はあります。
慰謝料をもらうのは権利ですが、依存から抜け出せてはいない状況に変わりありません。
もらうものはもらうとしても、経済的な自立は未来に展望をもつ意味でも重要な条件です。
結婚相手にふさわしいか見極めるポイント
後悔しているポイントを見ていくと、結婚する前に冷静に観察していれば気づけたこともあったと思えるはずです。
それを見逃したことも、後悔につながっているでしょう。
結婚を後悔している人にとってはつらい現実ですが、婚活中の人にとっては今後のヒントとなりますね。
では、結婚前に相手のどこをみればいいのでしょうか?
ポイントを絞ってみていきましょう。
相手の家庭環境
相手の家庭環境というのは、付き合っているときでも探れるものです。
たとえば彼の両親に会えばどんな人かわかりますし、法事の話などを振れば親戚との付き合いも見えてくるでしょう。
相手の家庭環境の大枠をつかんでおくのは、後悔しないための第一歩です。
両親やお店の人への態度
彼と付き合って結婚を意識すれば、彼の家へ行くこともあるでしょう。
その際に両親と会えば、彼の家庭観が見えてくる場合があります。
結婚した場合、その見本となるのは両親です。
両親を観察することで、家庭での彼の態度が推測できるでしょう。
またお店の店員に対する態度によって、本質的な人との付き合い方が見える場合もあります。
上から目線であったり、態度が大きい人は、自分より立場の弱い人に横柄な態度をとるもの。
結婚後の彼の態度を、垣間見ることができるかもしれません。
「女性は家を守るもの」など結婚観が古くないか
相手の結婚観について、聞いてみるのもひとつの手です。
女性が家事をするのが当たり前、一歩下がって旦那を立てる、といった考えを持っている場合、結婚相手として適しているのか考え直した方がいいかもしれません。
映画やドラマなどで家庭生活が映る場面があれば、その感想を聞くのも手段です。
結婚観を聞き出すには、間接的な方法が有効でしょう。
仕事に取り組む姿勢
仕事に取り組む姿勢をみると、相手の将来がある程度見えてきます。
同じ職場であれば、仕事に取り組む姿勢や周りの評価が見えやすいため、それを知ることは難しくないかもしれません。
完全に彼の仕事との接点がない場合は、会話の中でそれとなく仕事のことを聞いてみるのがいいでしょう。
愚痴ばかりが出るようであれば、仕事面に関しては期待できないと思ったほうがよさそうです。
結婚後悔症候群から解放されよう
本当に付き合っているときより旦那さんが変化して、後悔してもおかしくない状況の場合もあるでしょう。
ただ、結婚への過度な期待や相手に多くを望んでいることが、後悔の原因になっている場合もあるのです。
自分が知らないだけで、相手も不満や後悔を抱えていることもあります。
ネガティブな視点よりも、よいところに目を向ける努力をしていくと、今の生活のままでも、結婚後後悔症候群から抜け出すことも可能になるでしょう。
100%完璧な人などいません。
あなたはもちろん、旦那さんもそうです。
悪いところを挙げればきりがないでしょう。
ただ結婚したのですから、どこか惹かれるところがあったはず。
そのことを思い出せば、気持ちの変化が起こるかもしれません。